フジロック2025の健忘録
1ヶ月記事がないのはまずい、ということで夏に行ったフジロックの健忘録を少し。
初参戦（←フェスってなんで「参戦」するんでしょうね）
今年知って今年めちゃくちゃ聞いたTHE HIVESがフジロックで来日と聞き、フジロック3日目でソロ参戦することとなりました。翌日有給を取ったとはいえ、早朝に新潟に行き、オールして翌朝に東京へ帰るという初参戦にしちゃだいぶ無茶をしました。宿取れへんねや…
なんとか無理して新幹線乗車。さらに越後湯沢駅からバスで30分ほど。バス内で忌野清志郎「田舎へ行こう」が無限ループしていて清志郎のことが少し嫌いになりました。朝からは狂う。
朝早く行った功名か、物販はほとんど並ばずに購入。
すぐにRED MARQUEEに移動。最初はDYGLから見ました。「Paper Dreams」という曲（結構前の曲ですが）が好きで、初めてライブが見れました。
とにかくノンストップで曲を連打。ただ平和（主にガザ）についてのMCをするときは演奏止めてよかったかもしれない。
同じステージでT字路s。とにかく歌唱力で圧倒されました。
MCの声が可愛らしかったので余計ビビりましたね。フジロックで好きになったバンドの一つ。
とにかく音楽漬け
WHITE STAGEに移動してMONO NO AWARE。
ポップでキャッチー、なのに捻くれた展開になるし変な歌詞。最後は出身（八丈島）の名物八丈太鼓とのコラボレーション。めちゃくちゃ楽しませるライブ巧者。
お昼何食べてるかなと見返したらビリヤニでした。あまり食べたことなかったけどスパイスが効いててうまかった、はず。
GREEN STAGEでCreepy Nuts。メジャーデビュー直後から曲めちゃくちゃ聞いてたし、オールナイトニッポンもめちゃくちゃ聞いてたはずなのに初ライブ。ライブ前チェック時に音が出なくなり「やべ〜本番じゃなくてよかった〜」と観客を笑わせるDJ松永。MCで「楽しみ方は人それぞれやから」と観客を気遣ったR指定。本番ではミスなくきっちり決める二人。そりゃ愛されるよなあ。
気分転換でエリアの奥、ORANGE ECHOへ。タイのバンドYONLAPAは音源も聴いたことなかったのですが、夕方の涼しい風にあった爽やかなソフトロック。誰かが吹いていたシャボン玉が飛んできて幻想的なステージ。笑顔を絶やさず楽しそうに音楽を奏でるメンバー達を見てすっかり好きになってしまいました。100％持ち帰るのがキツいであろうレコードも購入。
WHITE STAGEに戻ってROYEL OTIES。オーストラリア出身のインディーロックバンド。今年は結構インディーロックを聴いていたので実際に触れられてよかったです。疲れながらもなんとか最後まで見れました。ちょっと記憶が抜けてる。
暗くなってきてRED MARQUEE、お目当てのTHE HIVES。とにかくハイテンション、英語苦手な我々に優しいわかりやすいコール＆レスポンス。100回以上聴いた「Hate to Say I Told You So」を生で聞いた時の感動たるや。明確にダンスロックのバンドではないのですが、持論である純粋なロックンロールは人を踊らせる魔力があるという事実を再認識しました。みんな暴れ放題。自分も暴れ放題。贅沢は言わないので、毎年来日してツアーをしていただけないでしょうか…？
少し遅れて始まったからか間に合ったGREEN STAGEのヘッドライナー、VAMPIRE WEEKEND。初めて聞いたのが「FIFA」というサッカーゲームのBGMで流れていた「Cousins」という曲。なんだこの変に耳に残る曲は…と小学生ながらに記憶しています。90分がまったく飽きない構成。幅の広さ。激しくはない、だけど落ち着くわけでもない。音楽に乗る楽しさ。新しいアルバムもいまだに高評価とのことで、さすが一線級で戦ってるバンドは違うなあと思った次第です。
それでもフジロックは続く
宿を取れずオール確定の私は朝までぼーっとするしかありません。暇になりました。（下津さん見たかった…Pyramid Gardenは遠いよ）そのままGREEN STAGEに残り1950’s Western Caravan Orchestra。ベテランミュージシャン達によるバンドオーケストラ。日本ロック界のレジェンド、尾藤イサオ（御歳81歳！）の歌唱力に感動。81で出していい迫力じゃない。
25時、ROOKIE A GO-GOのバンドを見にゲート近くへ。すげえ高校生バンドが出てきたと話題になっていたテレビ大陸温度へ。暴れまくるしボーカルも何言ってるかわからない。でも演奏力が頭抜けている。曲もただロックンロールではなく、落ち着いた曲にも佳曲あり。SNSでバズった、で切り捨てられない魅力がたっぷりでした。
それからはCRYSTAL PALACEのテントでDJを聴いたり、ROOKIE A GO-GOのステージを見たりしていると不思議と朝になっていました。昼くらいまで行けるな。朝の新幹線で東京へ。秒で家に帰って即寝。同僚のみなさんすみませんでした。（でもズル休みではないので…）
ただただ楽しかった、けどラインナップ次第かも
疲れたけど楽しかったです。（小学生の作文）1秒で開閉できる簡易イスと1日氷が溶けない水筒がなかったら死んでたかもしれません。スポドリ一生分飲んだし。来年も行くかは…ラインナップ次第かな。この円安の中よくこれほどのラインナップを揃えたなあと感動しましたし、来年も期待していいですよね？OASISヘッドライナーなら仕事辞めてでも行くので、ご検討のほどよろしくお願いいたします。